給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりする!原因と対処方法を徹底解説

給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりする!原因と対処方法を徹底解説

給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりすると、「故障ではないか?」と不安になる人は少なくありません。リモコンに表示される炎のマークや点滅は、正常な燃焼のサインである場合もあれば、不具合や経年劣化を知らせるエラーの可能性もあります。

本記事では、原因と対処方法、修理や交換の相場までわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりする原因は?

給湯器の燃焼ランプとは、ガス給湯器が点火し、正常に燃焼している状態を示すサインです。リモコンに炎のマークが点灯・点滅することで、給湯や追い焚きの動作状況を知らせます。

ただし、ついたり消えたりを繰り返したり、エラーコードが表示されたりする場合は、不具合や故障が発生している可能性もあります。考えられる原因は、下記の5点です。

外気温が高い

夏場や暑さが厳しい時期は、水道水の水温が高くなり、設定温度との差が小さくなります。そのためガス給湯器は必要以上に燃焼しないよう自動制御をおこない、点火と消火を繰り返します。

この制御によって、燃焼ランプが点いたり消えたりする症状が出ますが、これは故障ではなく正常な動作であることも少なくありません。

センサーの調子が悪い

給湯器内部には水温や排気、燃焼状態を監視するセンサーや電装系の基板が設置されています。これらの部品に不具合が生じると、正常に点火してもすぐに消える・ランプが点滅するなどの症状が現れます。

リモコンにエラーコードが表示される場合は、センサーや基板の故障が疑われるでしょう。経年劣化が進むと誤作動が増え、給湯が安定しなくなるため、早めの点検や修理を検討することが重要です。

給湯器内部が汚れている

長期間メンテナンスや清掃をしていないと、フィルターや燃焼系部品に汚れがたまり、燃焼効率が低下します。その結果、給湯中に異音がしたり、燃焼ランプが安定せず点灯と消灯を繰り返したりすることがあります。

排気口や配管内部に湿気やほこりがたまると不完全燃焼を引き起こす可能性もあり、安全装置が作動してエラーになるケースも。定期的な掃除や点検は、不具合予防の基本といえるでしょう。

ガスの供給が安定していない

ガスの供給圧力が不安定になると、点火しても燃焼が続かず、ランプが消える症状が発生します。ガスメーターの安全装置が作動している場合や、ガス漏れの疑いがある場合は非常に危険です。その際は直ちに使用を中止し、専門業者へ連絡してください。

また、水栓や蛇口を複数同時に使用して水圧が急激に変化すると、燃焼制御が働いて一時的に消灯することもあります。供給環境の確認も大切です。

経年劣化している

給湯器の寿命は一般的に約10年前後とされ、設置から長期間経過すると部品の経年劣化が進行します。燃焼系部品やセンサー・基板などが劣化すると、ランプの点滅やついたり消えたりを繰り返す症状が頻繁に現れるようになります。

部分的な修理で対応できることもありますが、複数箇所に不具合が見つかると費用がかさむ場合も少なくありません。使用年数が長い場合は、本体交換も含めて検討することが現実的です。

給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりするときの対処方法

燃焼ランプの点灯や点滅は、正常な間欠運転(燃焼を止めたり再開したりする制御)である場合もあれば、不具合や故障のサインであることもあります。

症状を正しく見極めるには、いきなり交換を考えるのではなく、順を追って原因を確認することが大切です。ここでは、自分でチェックできる対処方法を解説します。

点滅パターンをチェック

まず確認したいのは、ランプの点滅パターンやリモコン表示です。炎のマークがついたり消えたりしているだけなら、燃焼制御による正常動作の可能性があります。

しかし、エラーコードが表示されている場合は、不具合のサインです。取扱説明書で該当するエラー内容を確認しましょう。

給湯中の温度変化や、水圧の変動によっても点滅することがあるため、症状が一時的か継続的かを見極めることが重要です。

エラーならリモコンや電源をリセット

エラーが表示された場合は、いきなり修理を依頼する前にリセットを試します。リモコンの電源を一度オフにし、給湯器本体の電源も数分間切ってから再度入れ直してください。これにより基板やセンサーの一時的な誤作動が解消することがあります。

電気系統の軽微なエラーであれば改善する可能性もありますが、再び同じエラーコードが出る場合は、内部部品の故障が疑われます。

給湯器の水漏れをチェック

給湯器本体や配管まわりに水漏れがないかを確認しましょう。水抜き栓や接続部分からのわずかな漏れでも、水圧の低下や安全装置の作動につながることがあります。特に湿気が多い場所では劣化が進みやすいため注意が必要です。

蛇口や水栓の不具合が原因で、給湯温度が安定しないケースもあります。特定の蛇口だけで水漏れや温度不安定が起きている場合は、本体ではなく、混合水栓やシャワーヘッドの部品交換で改善する可能性があります。

ガス漏れをチェック

ガス臭さを感じる、点火してもすぐ消えるといった症状がある場合は、ガス漏れの可能性があります。これは非常に危険な状態であり、直ちに使用を中止し、ガス会社へ連絡してください。

ガスメーターの安全装置が作動しているケースもあります。排気口がふさがれて排気がうまく行われない場合も燃焼が停止します。異音や異常な排気のにおいがある場合も、早急な点検が必要です。

状態によっては業者に修理依頼

リセットや清掃で改善しない場合は、専門業者による点検や修理が必要です。
修理費用の相場は、下記の通りです。

  • 燃焼系部品の修理:約7,000~10,000円
  • 電装系やセンサー類の修理:約10,000~30,000円
  • 複数部品の不具合が見つかった場合:30,000円を超えるケースもあり

使用年数が浅く、症状が軽度であれば、最短当日の点検や部分修理ですみますが、複数箇所の劣化が見つかると修理費用がかさむため、本体交換との費用比較の検討も必要です。

長く使っているなら交換も検討

給湯器の寿命は、一般的に約10年が目安とされ、設置から長期間経過している場合は経年劣化が進んでいる可能性があります。燃焼ランプの点滅やエラーが繰り返される場合は、部品交換だけでなく本体交換も視野に入れましょう。

給湯器の交換費用(標準工事費込み)にかかる目安は、下記の通りです。

スクロールできます
給湯器の種類費用相場(工事費込み)
ガス給湯器(給湯専用)8~15万円
ガス給湯器(追い焚き付き)15~30万円
エコジョーズ20~35万円
電気温水器20~40万円
エコキュート30~70万円

故障の頻度や、修理費用との比較なども含めて検討し、総合的に判断することが重要です。

給湯器の燃焼ランプが点かなくなったときの対処方法

燃焼ランプがまったく点灯しない場合は、給湯器が燃焼していない状態を示します。単純な供給トラブルのこともあれば、故障や安全装置の作動が原因のこともあります。

慌てて交換を考える前に、基本的な確認ポイントを順にチェックしましょう。

ガスが供給されているかチェック

まずはガスが正常に供給されているかを確認します。ガスメーターの安全装置が作動していると、点火できず燃焼ランプも点灯しません。メーターに遮断マークが表示されていないか確認してください。

ガス漏れが疑われる場合は、非常に危険なため、使用を中止しガス会社へ連絡が必要です。また、他のガス機器が使えるかどうかも判断材料になります。供給停止が原因であれば、復帰操作で改善する可能性があるでしょう。

電源をチェック

給湯器は、ガス機器であっても電気を使って制御されています。電源プラグが抜けていないか、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。停電後にリセットが必要な機種もあります。

リモコン表示が消えている場合は、電装系のトラブルが疑われます。基板の故障や内部部品の不具合が原因で点灯しないケースもあるため、電源を入れ直しても改善しない場合は、点検を検討すべき状況です。

水流をチェック

給湯器は一定以上の水流がないと点火しない仕組みになっています。蛇口や水栓を少しだけ開けた状態では、水圧が不足して燃焼しないことがあります。まずはしっかり水道を開き、水流が十分にあるかを確認してください。

フィルターの詰まりや配管内部の汚れ、水抜き栓の不具合も影響します。例えば、キッチンや浴室の一カ所だけでお湯の出が悪い場合は、給湯器本体ではなく、その蛇口の混合水栓やフィルター詰まりが原因の可能性があります。

給湯器のエラーや故障を防ぐには?

給湯器の燃焼ランプの点滅やエラーは、日頃のメンテナンスで予防できるケースも少なくありません。

設置環境や通気状態が悪いと、不具合や故障のリスクが高まります。安全装置が頻繁に作動しないよう、普段から意識したいポイントを押さえておきましょう。

給湯器に熱がこもらないようにする

給湯器まわりに物を置きすぎると、排気や通気が妨げられ、内部に熱がこもりやすくなります。排気口付近がふさがれていると安全装置が作動し、エラーや燃焼停止につながることも。

設置スペースは常に確保し、風通しのよい状態を保つことが故障予防の基本です。

こまめに通気口やフィルターを掃除する

通気口やフィルターに汚れやほこりがたまると、燃焼効率が低下し、不完全燃焼やエラーの原因になります。定期的な清掃は、給湯器の寿命を延ばすうえでも重要です。

湿気が多い場所では劣化が進みやすいため、年に一度は点検やメンテナンスを検討すると安心でしょう。

給湯器の燃焼ランプの点滅に関するよくある質問

燃焼ランプの点滅は、正常な間欠運転である場合もあれば、故障や不具合のサインであることもあり、判断に迷うケースが少なくありません。

ここでは、給湯器の燃焼ランプの点滅に関して特に多い質問について、わかりやすく解説します。

燃焼ランプの点滅を放置するのは危険?

燃焼ランプの点滅自体が、常に危険というわけではありません。設定温度や水温の変化による間欠燃焼(必要に応じて燃焼を止めたり再開したりする動き)であれば正常動作です。ただし、エラーコードの表示や異音・ガス臭さ・水漏れを伴う場合は注意が必要です。

不完全燃焼が起きている可能性もあり、放置すると安全装置が頻繁に作動するだけでなく、大きな故障につながる恐れがあります。

症状が続く場合は、早めの点検や修理を検討しましょう。

給湯器を買い替えるときに補助金を併用できる?

給湯器の交換時には、機種によって国や自治体の補助金を利用できる場合があります。特に高効率タイプのエコキュートやエコジョーズは対象となることが多く、給湯省エネ関連の制度が活用できる可能性があります。

補助金を併用すれば、本体交換の費用負担を軽減できるでしょう。ただし、申請条件や期間は毎年変わるため、最新情報を確認することが大切です。

交換を検討する際は、相場とあわせて制度もチェックしておきましょう。

修理費用と交換の相場を比較しよう

給湯器の燃焼ランプが点いたり消えたりする原因は、外気温や水温の変化による間欠燃焼から、センサーや基板の不具合・経年劣化による故障までさまざまです。まずはエラーコードや水漏れ、ガスの供給状況を確認し、リセットや清掃で改善するかを見極めましょう。

修理費用と交換の相場を比較し、寿命が近い場合は補助金の活用も含めて最適な判断をすることが大切です。

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